■中学の英語は「英会話学習」にあらず
英語の教科書、数十年前までは This is Japan. から初まっていました。
現在の教科書は Hello や Thanks や I'm○○ と会話形式に変わってきています。
日本人は英語を学校で何年間も勉強する割には少しも活用できないという批判を受けてのことだろうとは思います。
少なくとも我々の業界が行っているのは英会話学習ではなく、入試や考査へ向けた英文法学習 です。そもそも文法あっての会話であって、文法と会話を分ける必要などないのですが…。
中学や高校での過剰な英文法学習が、日本人が英語を話せない元凶となっているという会話形式重視派の意見もあります。が、私は到底同意できません。語学に文法はつきものです。
S(主語), V(動詞), O(目的語), C(補語)の文法の基礎知識がないために平気で I am play tennis. などという構文を無視した文章を書く生徒がいるのです。
「~したい」と言う場合、フランクな間柄では通常 I wanna~ が使われます。しかし文章にした場合は I want to~ としなくてはなりません。
実践英会話ではこの表現を使う…が、考査や入試では絶対にダメなのです。