■最近の高校入試について考えること
特に公立高校入試ですが、LINEのような吹き出しを使った対話形式の問題など、判断力・洞察力を問う記述式問題が増えています。
いい傾向とはいえますし、それ自体に異論を唱える気はありません。
しかし、洞察というものは確かな知識と理解の上に成り立つべきものです。
近年、あまりにも多くの資料や図表を提示し、その読み取りに延々と時間を費やさせる割には、結果として導かれる正答は最低限の知識をも必要としないような、まさしく単なる「読み取り作業!」に過ぎない傾向が強いように感じます。