■本を読めば国語力は付く?
言い古されたフレーズではあります。私はどちらかというと否定寄りです。
明らかに本の内容によりますし、効果が表れるまでに数年はかかるからです。
国語力の定着には他の教科の数倍の時間が必要です。英語もですが、語学の習得というものは(読む)(聞く)(話す)(書く)の4領域を同時進行させなければならないのであって1領域でもおろそかにすることはできません。よって、本を読めば… というのは文章に慣れ親しむ小学生までの話であり、中学入学時には文章読解力は完成されていなければならないものなのです。
まず、国語(日本語)というものは日常生活で問題なく使えているはずです。
よって、より一層どうこうしようという感覚が生まれにくいのも国語軽視の要因の一つです。
しかも近年はTVでも字幕スーパーだらけになり、言語に対して耳を傾けて聞き入るという行為がなかなか無いように思います。
文章の読解にはいくつかのテクニックはあります。具体例を挙げないとうまく説明できませんが塾生にはしっかりと指導します。
国語というものは言語、つまり道具としての「日本語」に対する興味関心の問題なのです。